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Cube Watched by Hand / 手でみるシカク

Cubes Watched by Hand is an art piece which stimulates people’s imagination through haptic and auditory sensory input as they pick up and move a series of cubes. Imagination is a faculty which likens one thing to another thing, as patterns of stars are likened to objects in the constellations. However, this great power is vanishing in the modern world as technology progresses. My piece is in response to this trend: the participant uses his or her imagination as the wooden cubes are compared to various things.

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There are seven exhibition stands in this piece, and each stand has one or two wooden cubes paired with a caption. All the cubes look the same, but the participant notices differences amongst the cubes as he or she picks up and handles them. One cube has an off-center weight; one cube contains liquid; another, a mechanism. The different contents create different sounds and tactile impressions. The captions are small stories that liken the cube to some other thing: a rock, a hammer, a creature, and so on. The combination of story and sensory input invokes the participant’s imagination.

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In old Japanese gardens, there is “karesansui,” sand that represents flowing water. There are also rocks in the sand, like islands or mountains rising from the water. Such objects are used to represent elements of nature different from themselves. These representations rely on the power of imagination to evoke things that are not there. Modern people tend to dismiss the traditional attitude.


 

手でみるシカクは、見た目は同じ立方体が複数並んでいる作品です。
見ただけでは違いがわかりませんが、手で持ったりその手を動かしたりすることで、違いが感じられます。

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制作意図

白い立方体と透明な立方体が3つずつあります。中に入っているおもりは同じ重さで置かれている位置が異なっており、白い立方体と透明な立方体でそれぞれ対になっています。手で持ってみてどれとどれが対になっているかを体験者が探る作品です。
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中に入っているおもりの配置

透明な立方体によって得られる視覚的な情報と、白い立方体を触ることで得られる手や腕の感覚を徐々に一致させていくように、別々の感覚を1つにしていく過程に面白さがあります。人によって探る過程は異なり、振ってみる人、2本の指でつまみ上げる人、4本の指でつまみ上げる人、手のひらで転がす人、ポンポン投げる人、傾けて倒れる様子を見る人、それぞれの人が自分のやり方を試してみるうちに、徐々に立方体の中を透視しているような感覚になります。
WebやAR/VRなど外部から視覚的な情報が増えていく中で、自分の中にある感覚を研ぎ澄ますという体験は単純でありながら面白い作業です。外から与えられる刺激が多すぎる世の中ですが、自分の感覚と向き合ってみませんか。

制作過程

立方体をモチーフにした作品を検討する中で、そのプリミティブな形状が外観による影響を与えにくいと考え、視覚的な影響を減らした上で何らかの性質を付与することができると考えました。そこで外観が同じで持つと違いが分かる作品を制作しようと思いました。
当初は、密な立方体と疎な立方体から始まり、さまざまな形状のおもりや同じ重さで形状の異なるおもりというように、差異が少なくする方向に進めていきました。
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重さの異なる立方体

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重さが同じで重心の異なる立方体

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重さも重心も同じで材質(比重)が異なる立方体

また体験方法も、立方体の内側の各面にNFCタグを貼っておいて、NFCリーダーに当てることで正解が分かるという方法から、神経衰弱のように透明な立方体と白い立方体のペアを作って一致させるように、答えを外に求めるのではなくに自分の感覚を頼りにする方法に変えていきました。
NFCリーダーに当てる体験方法

NFCリーダーに当てる体験方法

ペアを探す体験方法

ペアを探す体験方法


展示

岐阜市科学館「みかた・みえかた展」
2016年8月6日(土)~8月28日(日)

岐阜市科学館で開催中の「みかた・みえかた展」に「手でみるシカク」を出展

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IAMAS WORKS 2016
2016年9月24日(土)、25日(日)

IAMAS OSで「手でみるシカク」を展示

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大垣駅前商店街 元気ハツラツ市
2016年11月6日(日) 10:00—15:00

大垣商店街 元気ハツラツ市で「シカクソムリエ」を展示

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Ogaki Mini Maker Faire
2016年12月3日(土)、4日(日)

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